Q設 13. 接合部の処理が、赤錆、塗装、めっきによって軸力減衰がどの程度変化するか。

 リラクセーションに関係する接合部の要素としては、座金の有無、ボルト孔のクリアランス、導入張力(軸力)の大きさもあるが、接合部の表面処理によっても変動し、一般的には赤錆では5%程度、塗装10%程度、溶融亜鉛めっき処理で15%程度といわれています。

 

図7 高力ボルトのリラクセーション (鋼構造接合資料より)

                              赤錆(減衰率5%程度)

図8 高力ボルトのリラクセーション

                  塗装(減衰率10%程度)