Q設 14. 接合部がこう配(テーパー)になっている時の処理について。

 鉄骨工事技術指針・工事現場施工編によれば、
「溝形鋼やI形鋼のフランジのような互いに平行でない面を締付ける場合は、ボルトに曲げが生じるため、通常1 / 20(約3°)の傾斜を超える場合はこう配付き座金を使用するなどして補うこととしている。
 列ボルトのような場合は、下図に示すようにこう配付き板を使用した上に平座金を用いるとよい。ちなみに溝形鋼のフランジの傾斜は5°(1/11)、I形鋼のフランジの傾斜は8°(1/7)である。」とされています。
また、道路橋示方書・同解説でも1/20以上傾斜している場合は、上記と同様の処置をすること、となっています。

 


図9  こう配付き板

表4 こう配付座金の寸法表

図10