Q設 6. ボルトと高力ボルトの許容せん断力の違い。
鋼構造設計規準(日本建築学会)で中ボルトおよび高力ボルトの許容せん断応力度について表1のように規定しています。
○許容せん断力は高力ボルトの場合は軸断面で算出し、ボルトの場合はねじ部有効断面で算出する。
○○ 高力ボルトの許容せん断応力度は、摩擦接合としての許容応力度を意味し、高力ボルトが直接せん断を受ける場合は扱ってない。
即ち、ボルトは直接せん断を受ける場合の規定であり、高力ボルトは摩擦接合としての規定しかなく、基本的な違いがある。
※(注)Fは鋼材の降伏点と引張強さの70%のいずれか小さい方の値である。